あなたがコロナである確率は???

 

それはふとした出来事から始まりました。
私の知人から相談を受けたのですが、その知人は「花粉症」で咳やくしゃみが頻繁に出てしまうそうで、

「もしかしてコロナ?」

と、仲の良い友人疑われてしまったそうです・・・。

もちろん、その方は毎年季節柄このような症状が出るそうで、

新型コロナウイルスに感染はしていないと思います。」

とのことです。熱はないし、ふしぶしもいたくないし、症状も花粉症そのもの・・・と考えると、100%ではないにしろ、「99%以上、感染はしていないと思います・・・。」としか答えることのできない状況ではあります。(PCR検査自体をしたとしても陽性判断の精度が100%ではないのです。)

今のマスメディアを通してコロナウイルスのニュースを見てみると、非常に危険で周りにあふれてきている印象しか感じません。「コロナ?」と疑いたくなる気持ちもわかります。直接本人に聞かなくても心の中では、「あの人、コロナなのかな・・・」と疑ってしまうののがむしろ普通になってしまっているのかも。咳をする人からは遠ざかりたくなるこの頃ですので、電車内で咳をした人と周りの人でいざこざがあったとかそういうものもニュースで出てきました(※4)

ということで、体調が悪くなったときにコロナかどうかの確率を計算してみたいと思います。

 

■体調の悪い人は、コロナなのか?
計算するときには、数字を明確にしないとわかりませんが、わかりやすくお伝えするため簡単な数字で確率の計算を試みたいと思います。(※精密な計算は専門家に任せるとして、あくまでわかりやすく記述します)

まず、「体調の悪さ」がすべて「インフルエンザ」or「花粉症」or「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」が原因と仮定します。この3つが原因だけ、とはありえないことなんですが(笑)ありえないとしても、仮定するとわかりやすくなるので一旦そのように考えてみましょう。

先日、「コロナウイルスの地域別・年齢別の危険性を数字で分析してみた」記事でも、公開したんですが、「インフルエンザ」にかかる人と言うのは大体日本国内で年間1000万人いるといわれています。今年はちょっと少なめ、約700万人程度(※2)で、例年に比べ数百万人少ないとされております。

そして、今流行時期でもある「花粉症(アレルギー性鼻炎)」。東京都安全研究センターの報告によると、東京都民の花粉症有病率は平成28年のデータで48.8%(※3)で、全国で見ても同程度であると考えられます。なんと5割近い人が花粉症に悩まされています。花粉症になると、くしゃみ、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目のかゆみ、頭痛も起こります。(人によって症状が違います。)場合によっては「咳」も出たり、熱はほとんど出ないそうですが、出ても微熱程度です。

今のコロナウィルスの感染者状況から見ると現在日本国内に513人(3月9日現在(※1))います。もちろん、この人数はPCR検査を用いて陽性が確定している人数であって、潜在的感染者数を入れた人数ではないので”正確”な人数ではありませんが、一旦500人と仮定して考えていきます。

では、確率を求めてみましょう。体調が悪くなったときに、それがコロナウイルスである条件付き確率は、下記の通り簡単な数式で算出できます。

「体調が悪くなったときに、それがコロナウイルス原因である条件付き確率」
=「新型コロナウイルス感染陽性の人数」÷「体調が悪くなった人数」
「体調が悪くなった人」=「インフルエンザ感染者数(約700万)」+「花粉症の人数(約6000万)」+「新型コロナウイルス感染症陽性の人数(約500人)」
つまり、500÷約6700万=1/約13万人

つまり、13万人体調の悪い人がいたときに、たったの1人がコロナウイルス原因であるというのが現状です。

13万分の1は、非常に小さな確率で、ほぼ起こらないと言っても過言ではないくらい小さな確率です。

 

 

ゼロ!!ではないのでもちろん気をつけないといけないですが、数値的にはどうなんでしょう?

という見解です!

 

 

 

 

 

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