文章には価値は無い

こちらは、西野亮廣オンライン研究所の過去記事からとなります。

 

 

【2018年8月15日のメモ】

僕の友人や、(サロンメンバーで)僕と呑んだことがある人は知っていると思いますが、僕は『贅沢』にまるで興味がありません。

兵庫県出身の貧乏人の血が流れているのもありますが、それより何より、『贅沢』に時間を使うのが勿体無いと思っているからです。
カニを食べることに時間をかけるぐらいなら、誰も見たことがないWebサービスの開発会議に時間を使いたいのが僕です。

「生活費」にはまるで興味がありませんが、一方で、「制作費」にはメチャクチャ興味を持っています。

全部ぶっちゃけて言うと、僕は一人でも多くのサロンメンバーを囲おうとしています。
その方が、挑戦の規模が大きくなるからです。
挑戦にかけられる費用が大きくなるからです。

今、会議室を作ったり、DJバスを作ったり、美術館を作ったり…そんなことができているのは、サロンの会員数がウン千人になったからで、目線を変えると、サロンメンバーが増えれば増えるほどサロンメンバーが今まで見たことがないものを見せることができます。
サロンメンバーが増えれば増えるほど、月額1000円の価値は上がるので、せっせと集客しています。

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『文章』には価値がない
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てなわけで、こうして毎日のように記事を投稿しているのですが、Twitterエゴサーチをしていると、『地方のサロンメンバーは損』という意見を目にします。

「東京のサロンメンバーはイベントに参加できるけど、地方のサロンメンバーはイベントに参加できないから損をしている」

という言い分です。

厳密に言うと、いわゆる「イベント参加」に関しては、別途料金をいただいているので、住んでいる場所の損得は“あまり”無いのですが(オンラインサロンに限らず、そりゃ都内に住んでいる人の方がイベントに参加しやすい。都内に住んでいる人はその分の家賃を払っている)、そこに謎の『損得』を感じてしまっている地方在住者がいるのは事実で、

もっと言うと、

それ(地方在住者が損をしている)を防ぐ為に月額1000円の『読み物』として毎日記事を投稿しているのですが、恐ろしいもので、毎日記事を投稿していると、それが『当たり前』になり、「そこにバリューを見出だしてもらえなくなる」ということが分かってきました。

 

”慣れちゃう”わけですね。

ここで僕が受け止めなきゃいけないのは、こうして毎日投稿している文章には、(一部の人にとっては)価値が無いということです。

その辺に転がっているビジネス書の何倍もの濃度の記事を投稿しているつもりですが(情報商材系の連中なら10万円くらい取ってると思うのですが)、それを毎日投稿していると価値が無くなるということ。

記事の投稿ペースを落として『一週間に一回』とかにすると価値が発生するのかもしれませんが、僕はこのオンラインサロンをメモ帳のように使っているので(気づいたことを、そのタイミングで全て投稿しているので)、投稿ペースを落とすことは不可能です。

となってくると、「地方は損」と思っている人がいる限り、こういった記事は基本ゼロ円と思ってやらないと、月額1000円に不満が発生してしまいます。

「イベントに参加できない=損」
「コミュニティーの輪に入れない=損」
と結論してしまう人が一定数存在します。

マジで皮肉でも何でもなくて、こういった人達と向き合っていかないとディズニーは倒せないわけで(「自分で価値を作れ」とか言っちゃダメ)、つくづく面白いなぁと思っています。

僕は「どメジャー&どポップ」にしか興味がないので、1000円分以上の記事を投稿しても「地方は損」と思ってしまう人達を決して見捨てずに、別の形で満足させてやろうと思います。

必ず思いつくので、しばしお待ちを。

 

 

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